■事業の概要

アジア食グローバル事業は、日本食を中心としたアジア食品・食材などを米国、カナダをはじめ、欧州、アジア、豪州など海外の日本食レストラン、スーパーなどに販売しております。

また、商品の仕入におきましても、米国、日本、中国、東南アジアをはじめとしたグローバルでの調達を行っております。

大正10年に商標登録をしたプライベートブランド Shirakiku® は、今日においても有数の日本食ブランドとして認知されており、米国全土で広く親しまれています。

 

日本食といえば今や国境や人種の壁を超えたグローバルな食文化へと進化しており、米国においては日本食販売最大手の一社として、約6,000以上のアイテムを販売しております。

また、国内メーカーの日本食については、各国への輸出者としての役割を果たしており、高品質でバラエティーに富む日本の食品は、日系人だけでなく海外の現地の方々にも広く親しまれています。世界各地で食の多様化、また健康志向が進んでおり、日本食の需要は年々高まっています。今後は、当社のプライベートブランドの開発や、オリジナル性の高い商品の提案や販売戦略を推進していくことで、さらなるマーケットの拡大を目指します。

生産者やメーカー等と協働して各国の法令やマーケットに合わせた商品を展開しています。

 

 

■海外における日本食レストランの増加

海外での日本食の広がりが顕著に表れているのが、日本食レストランの出店です。外務省調べによりますと、2006年から2017年度までの間に、約5倍の出店数となっています。

(外務省調べ、農林水産省において推計)

 

当グループでは、この日本食・日本食レストランのニーズ、大きなムーブメントを支え続けて参りました。世界でも代表的な日本食レストランのメニューである【SUSHI商材】 の米・海苔・ガリ、マグロ・エビ・うなぎなどの水産物、さらに枝豆などの農産物等を主な商材としています。中国や東南アジアなどから良質な商材を調達し、三国間貿易により世界各地へと輸出販売しています。

■グローバルネットワークを活かしたアジアンフード・ビジネス

アジア食グローバル事業の輸出国は30ヵ国以上にのぼり、過去5年間でほぼ倍増の売上実績を残しています。

各国の主要都市において、日本食が定番メニューとなっていることはもちろんですが、各地域の食文化とも融合して、近年ではさらに新しい食のニーズが生まれています。当事業では、単なる輸出ビジネスにとどまらず、徹底した「マーケット・イン」の視点のもとで、国や地域による食のニーズを的確に捉えた商品企画・開発、営業販売を実践しています。

米国 Wismettac Asian Foods, Inc. では、顧客に対してスピーディーできめ細やかなサービスを提供するために、自社物流機能を有しており、米国・カナダにおいては150台を超えるトラックを保有し、自社管理の倉庫で常にベストな状態の商品を届けられる体制となっています。

北米拠点の倉庫内部

保有トラック